J2昇格に向けて厳しい状況が続く、J3・鹿児島ユナイテッドFCの大嶽直人監督が、今シーズン15試合を残して解任されました。
徳重剛代表は、上位争いを繰り広げる中での3連敗を受けてクラブ内で議論し、「J2昇格の目標達成には監督交代が必要」と判断したとしています。
鹿児島ユナイテッドFCは今シーズン、5月に一時首位に立ちましたが、直近の6試合で1勝5敗。さらに現在3連敗中で、首位との勝点差「10」の5位に順位を落とすなど、目標のJ3優勝J2昇格に向け厳しい状況となっています。
そんな中、8月22日にクラブは、昨シーズンからチームの指揮を執ってきた大嶽直人監督と、JFL時代の2015年からゼネラルマネージャーを務めてきた登尾顕徳ゼネラルマネージャーの退任を発表しました。
大嶽監督はクラブを通して「思うような結果を残せず責任を感じています。シーズン途中で離れることになり心苦しいですが、クラブのさらなる発展を願っています。」とコメントを発表しました。
同日午後、MBCの取材に応じた徳重剛球団代表は、「我々としては残り15試合しかない状況で、3連敗となった、前節の松本山雅戦後にチーム内で議論をし、残り15試合で目標としている優勝と昇格を達成するためにも監督交代が必要だろうと判断した。大嶽監督に関しては解任。登尾GMに関しては、その責任を取っての辞任となりました。」と話しました。
徳重代表はまた、「人を変えれば全てが変わると思っていない。スタッフ・選手・クラブが一体となって、団結が求められる時期だと思う。(後任のGMについては)現段階で考えておらず、今後クラブ内で検討する。」としています。
後任の監督には大島康明ヘッドコーチが8月22日に就任し、26日のギラヴァンツ北九州とのアウェー戦から指揮を執ります。