熱戦続く高校野球夏の鹿児島大会。7月17日は準々決勝2試合が行われ、ベスト4が出揃いました。
第1試合は第2シード・鹿児島城西とノーシードのれいめいが対戦。試合は7回表、2点を追うれいめいが2つの四球で1アウト2・1塁のチャンスを作ると、代打の堂免がセンターへのタイムリー。2対1と1点差に詰め寄ります。
しかしそのウラ。城西は6番・俣木、さらに続く主将の黒川と2本のタイムリーが生まれ5対1と点差を広げます。
なんとか追いつきたいれいめいは9回にも1点を返しますが、最後は城西の3番手・明瀬に抑えられ、6対2で試合終了。鹿児島城西が8年ぶりのベスト4入りを決めました。
鹿児島城西の黒川主将は試合後「去年は準々決勝で負けてしまったが今年は勝てた。ここまで来たら全員優勝しか見ていないので、しっかり調整して準決勝にいい形で臨みたい」と話しました。
第2試合は、枕崎(第6シード)と鹿屋中央(第3シード)が対戦。立ち上がりから鹿屋中央の先発・2年生の谷口が好投を見せます。コントロールされたボールで相手打線にゴロの山を築き、6回を投げ被安打2・四死球0でマウンドを降ります。
一方の打線は、得点を重ね6対0で迎えた8回ウラ。2本のヒットで満塁のチャンスを作ると、今大会初スタメンの主将・山本が前進守備のショートの横を抜けるサヨナラタイムリー。8回コールドで鹿屋中央がベスト4進出です。
鹿屋中央の山本主将は「チームは守って攻撃につなげていくスタイル。きょうはそれが投手中心にできて、いい形で勝てた。準決勝までにもう一度守備を見直して、守備から攻撃につなげていく野球を確認したい」と話してくれました。
きょうの結果
鹿児島城西 6-2 れいめい
鹿屋中央 7ー0 枕崎 (8回コールド)
準決勝は21日(金)、神村学園対鹿児島実業。鹿屋中央対鹿児島城西の2試合が行われます。