海や川・湖などで行われる長距離の水泳競技「オープンウォータースイミング」。かごしま国体でも行われるこの種目の鹿児島県代表選手を決める大会が6月24日に阿久根市で開かれました。
阿久根市の脇本海水浴場で開かれた「阿久根OWS2023」には、県内外からおよそ50人が参加。100メートル沖に出て1周800メートルのコースを6周する、5キロ日本選手権トライアルの部で県勢トップになった選手が、かごしま国体の代表に内定する「代表選考レース」でもありました。
スタートから一気に飛び出し、先頭に立ったのは、鹿児島高校出身の早埼遼真選手(日本体育大学4年)。室内のプールと違い波や風の影響を受けるこの競技ですが「波が穏やかでプールと変わらず泳ぎやすかった」と語った早崎選手は、2位に3分以上の差をつけ48分49秒6で優勝。かごしま国体の出場が内定しました。
レース後、早崎選手は「試合に出るのが2回目で、引っ張る展開が初めてで不安もあったが優勝できてよかった。かごしま国体のメンバーの一員として鹿児島を盛り上げながら貢献できるように頑張りたい」と笑顔で話しました。
一方、女子は鹿児島情報高校出身の中島祐佳選手(岐阜聖徳学園大学)が全体の2位。鹿児島県勢トップとなり、かごしま国体出場を内定させました。中島選手は「県の代表としてこれまで頑張ってきたので、かごしま国体でも貢献できるよう頑張りたい」と話しました。
かごしま国体のOWSは、会期前競技期間の9月18日に屋久島で行われます。