バスケットボール天皇杯の2次ラウンドが21日から各地で行われ、鹿児島レブナイズはB1・千葉ジェッツと広島で対戦。連覇中の強豪相手に「らしさ」を貫きました。
プロ・アマ問わず、その年の日本一を決める天皇杯。レブナイズは初戦で、パリオリンピック代表の渡邊や富樫らを擁する、B1の千葉ジェッツと対戦しました。
立ち上がり、レブナイズはハームスのブロックショットが飛び出すなど堅いディフェンスで守ります。攻めては兒玉とゲインズJrで3本の3Pシュートを決め、開始から4分以上千葉に得点を与えず9-0とリード。その後、富樫の3Pシュートなどで逆転を許しましたが、リバウンドからの速攻で上良がダブルクラッチのリバースレイアップを決めるなど技を見せ、目指す「ディフェンスからの速攻」で前半を29-38と9点差で折り返します。
3Q途中まで一桁差で踏ん張っていたレブナイズですが、NBA帰りの渡邊の3連続3Pシュートで突き放されたレブナイズ。出場12人中9人が得点を奪うなど「らしさ」も見せましたが、57-77で敗れました。
☆千葉J 17 21 22 17 | 77
★鹿児島 13 16 12 16 | 57
#23 ゲインズJr:17得点
#34 リチャードソン:12得点
#3 ハームス:5得点・10リバウンド
◆カレロHC『間違いなく日本最高峰のチームに対して、全員が40分間チャレンジして常に競争しようとあきらめなかった姿勢は素晴らしかった。レギュラーシーズンまで2週間あると考えると、課題が浮き彫りになった試合であった。この2週間しっかり準備していきたい』
◆#14兒玉『技術的な面とフィジカル的な面で多くの差があったと感じた。自分たちの流れが来た時間帯やいいプレーができた時間帯もあったが、それ以上に相手のいい部分を消す強いディフェンスが必要だと思った。この試合で多くを学ぶことができたのでしっかり修正して、レギュラーシーズンに向けて準備していきたい』
◆#23ゲインズJr『日本でもトップの千葉を相手に、自信を持って40分間常に全員がチャレンジして勝とう勝とうというメンタリティだったこのチームを誇りに思う。鹿児島にとって今後に繋がるとても大きな一戦だった』
開幕前に貴重な経験を得たレブナイズは、28日・29日、南さつま市で愛媛オレンジバイキングスとプレシーズンゲームを戦い、10月5日・6日、ホームでライジングゼファー福岡とのB2開幕戦を迎えます。