10日、神村学園が夏の甲子園の1回戦に登場し、千葉県代表の木更津総合を8対5でくだし、2回戦に進出しました。
神村学園は2回裏、下位打線が作った2アウト満塁のチャンスで、9番ピッチャーの今村が三遊間をやぶるヒット。1対0とします。
タイムリーを放った今村は、先制した直後の3回表、木更津総合の3番羽根に2アウト3塁からライト前へ運ばれ、同点とされます。更に、グラウンド整備直後の6回表には1アウト1・2塁から木更津総合の4番・井上に初球のカーブをとらえられ、右中間をやぶられます。これが2点タイムリーツーベースとなり3対1と勝ち越されます。
神村学園は6回裏、相手のミスとヒットで3対3に追いつきますが、7回表に1点を勝ち越されます。
その直後の7回裏、神村学園は、9番今村がきょう2本目のヒットで出塁すると、1番・増田が送りバントで1アウト2塁というチャンスを作ります。
この局面で、2番・入耒田がセンターオーバーのツーベースヒット。4対4の同点に追いつきます。さらに3番・今岡がレフトオーバーのスリーベース、5対4と勝ち越すと、相手の守備のミスもあり、2点を追加します。
神村学園のエース今村は相手の反撃を1点でおさえ、10奪三振146球の力投で、チームを2年連続の2回戦進出に導きました。
8対5で勝ち、2回戦へ進んだ神村学園は、8月15日(木)の第一試合(8時試合開始)で愛知県代表の中京大中京と対戦します。
勝った神村学園の小田大介監督は、「後半、点をとられた直後に点を取り返したことが相手に流れをわたさなかった」と試合をふりかえり、147球10奪三振を見せた今村投手を「エースらしく、ナイスピッチングだった」と労っていました。