5月31日、鹿児島市で県高校総体のラグビー決勝戦が行われ、鹿児島実業が2連覇を果たしました。
雨の中、行われた決勝戦は、今年1月の新人戦を制した鹿児島工業と、県高校総体連覇を狙う鹿児島実業が対戦。
前半の立ち上がりは一進一退でしたが、鹿実は主将でフッカーの小嶋選手のトライで逆転すると、その後も2つのトライをあげます。鹿実は、キッカーを務めるフルバックの桑山選手がコンバージョンキック4本を全て決めるなど、28対10とリードして前半を終了します。
後半、鹿実がトライをあげリードを広げますが、鹿児島工業も強みのフォワードを全面に出して追い上げます。後半15分にナンバー8の栫選手がトライ。後半21分にはモールで押し込みトライ。
その4分後には、右WTBの家村が右サイドを駆け抜け、立て続けに3つのトライを奪い4点差まで迫りましたが、鹿児島実業が鹿児島工業の反撃を振り切り、38対31で今年1月の新人戦の雪辱を果たしました。
優勝した鹿実の小嶋悠照主将は、「前半、自分達のしたいラグビーができた。1・2年生が多いチームなので、そこを強みにしてがんばっていきたい」と話しています。
鹿児島実業と鹿児島工業は、ともに、6月15日から鹿児島市で行われる九州大会に出場します。