高校ラグビーの強豪・報徳学園(兵庫県)のメンバーが「恩師」生誕の地・鹿児島を訪れ、高校ラガーマン同士の交流をしました。
3月31日(日)に鹿児島を訪れたのは、冬の全国高校ラグビー大会=通称・花園の上位進出常連校、兵庫県の報徳学園の選手たちです。九州遠征の一環で、甲南高校卒業生で報徳学園ラグビー部前監督である前田豊彦先生の母校を訪問するなどしました。
故・前田豊彦先生(1992(平成4)年1月逝去)は、1937(昭和12)年生まれで甲南7期生。
1956(昭和31)年3月に甲南高校を卒業後、鹿児島大学に進み、1960(昭和35)年4月に報徳学園の監督に就任し、「花園」常連校に育てました。
その前田先生の足跡を辿ろうと、甲南高校では合同練習を行うと同時に、報徳学園のスタッフが前田先生の卒業アルバムを見たり、校舎見学をしたりしました。
また、その日の午前中には、鹿児島県内の年代別代表チームが報徳学園のメンバーと練習試合形式で対戦。
全国トップレベルの同じ年齢のラガーマンの力を、肌で感じる機会にもなりました。
今回の訪問を通じ、報徳学園の関係者は「鹿児島から兵庫に来られ、ラグビー部を花園常連校へと導いた情熱のルーツを辿り、バトンを受け継いだ私達の使命を再確認できました」と話していました。