鹿児島県自転車競技連盟が、1月13日に鹿児島県根占自転車競技場で「セーフティースクール」を開催しました。
これは、サイクルスポーツの普及や競技力向上、練習や競技中の落車や事故を防止する為に行われたものです。
講師はプロロードレースチーム「シエルブルー鹿屋」の伊藤雅和監督をはじめ、シドニー・アテネ・北京と五輪に3大会連続で出場し、リオ五輪ではナショナルチームのコーチも務めたブリヂストンサイクル株式会社の飯島誠氏、鹿児島出身で東京を拠点にサイクルスポーツスクールを展開する株式会社スマートコーチングの安藤隼人氏が務めました。
スクールでは初めに、危険を回避する為に必要な「予測・認識・操作」についての講義を行い、その後、根占自転車競技場の外周道路を使って走行訓練を実施。講師は選手と一緒に自転車で走行し、指導メニューの合間には選手から感想や反省点を聞き出し、その都度、的確なアドバイスを送りました。
参加した南大隅高校自転車競技部の選手は「落車を引き起こさず、アクシデントに巻き込まれないためにどのような走りをすれば良いのか、具体的に学べて良かった」と話していました。
同校の金野亮太監督は「普段は道路交通法を守り2列並走での練習は行わないが、実際のレースでは横にも選手がいる状況になるため安全指導がとても難しい。とても良い勉強になった」と話していました。