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ダブルオーバータイムの激闘制す 鹿児島レブナイズ

りそなグループB2リーグもレギュラーシーズン残りわずか。西地区2位鹿児島レブナイズは5日と6日、同じく西地区5位熊本ヴォルターズとの九州ダービーに挑みました。ホーム西原商会アリーナに熊本からもブースターが大挙して押し寄せ、大ブースト合戦となった試合は、両日大接戦になりました。

【GAME1 4/5(土)】

クラブ史上最多を更新する3861人が詰めかけた試合。試合は開始2分半でレブナイズの大黒柱であるハームスが負傷退場となる波乱含みのスタート。しかしレブナイズは連続13得点で二桁のリードを築きます。ところが2Qいきなり1点差に詰め寄られ、前半は42-43と1点ビハインドとなります。後半は熊本がリードを繰り返すもその度にレブナイズが追いつくという展開に。4Qには武藤、ゲインズJr、森田の3連続3Pで同点。その後再びリードを許しますが、残り3分のエニスのフリースローで逆転。しかし再び逆転を許すと、残り17秒には熊本の山本に痛恨の3Pを決められ4点差。最後まで食らいつきましたが、80-85で悔しい敗戦となりました。

☆熊本  15 28 22 20 | 85

 #23 ゲインズJr:22得点・5アシスト

 #1 エニス:20得点

 #14 兒玉:11得点


【GAME2 4/6(日)】

前日のケガでハームスを欠くレブナイズですが、第2戦も大接戦に。1Qは飴谷の連続3Pなどで4点のリード。2Qも一進一退となり、前半はレブナイズ5点リード。後半3Qに入ると熊本が一気に攻勢に出て、日本人スコアラー山本の10得点などで逆転。レブナイズは4Q序盤に最大13点差をつけられます。しかしそこからエニスのバスケットカウントや飴谷の3Pなどで一気に追い上げ。ハードなディフェンスで熊本の攻撃を封じると、残り24秒のゲインズJrのシュートでついに72-72の同点。延長戦に突入します。延長戦は再び熊本が6点をリードしますが、レブナイズもエニスの3Pなどで追いすがり、残り1秒のゲインズJrのフリースローで再び同点。再延長に入ると、ゲインズJr、エニス、武藤の連続得点で6点をリード。ホームの大声援に後押しされ、集中したディフェンスで最後まで守り切ったレブナイズが、93-89で激闘を制しました。第1戦との観客数合計7663人もクラブ史上最多を更新しました。

★熊本  17 19 26 10 10 7 | 89

 #1 エニス:28得点・14リバウンド・7アシスト

 #23 ゲインズJr:26得点・10リバウンド

 #7 飴谷:11得点

◆カレロHC『両チームともに限界を超えた必死の勝負を制することができ嬉しく思う。マットを欠く試合は福岡戦以来となったが、空中戦ではなく自分たちのやるべきディフェンスを遂行して26ものターンオーバーを誘発することができ、あの時の経験が活きた試合だった。シーズン当初は夢でしかなかったホームでのプレーオフ開催が現実に近づいてきた。皆さんの大声援の中で、皆さんと一緒に戦うためにも、残りの一戦一戦を大事に戦ってホーム開催を掴みとりたい』

◆#1エニス『できる限りの準備をして、やるべきことを全員が全力でやり切った結果がこの勝利だと感じている。足を動かして自分たちの強みであるスピードを持って、試合のテンポを上げることもできた。今日のような厳しい試合でも本当に多くの方が私たちの背中を押してくれている。私のキャリアの中でも、鹿児島の応援はNBAと比較しても引けを取らないくらい素晴らしい応援だ。鹿児島の勝利のためならば、これからも何分であろうとも必死に戦い抜いていく』

◆#7飴谷『死闘とも呼べるオーバータイムという難しい試合となったが、一人一人が責任を持って戦った結果が勝利に繋がった。意識したことは昨日の試合からやるべきことは変えずに、気持ちを切らさずに、戦術・エナジーで相手を上回るということ。高さでは相手にアドバンテージがあったが、我慢を重ねて相手のターンオーバーを誘発させることもでき、戦えている自信も感じていた。プレーオフに向けて意味のある大きな勝利だと感じている』

なお今節の結果でライジングゼファー福岡の西地区優勝が決まりました。西地区2位キープのレブナイズは次節もホームゲーム。今月12日と13日、西原商会アリーナで西地区7位の愛媛オレンジバイキングスと対戦します。


【B2西地区順位表】(4/6現在)

 ① ライジングゼファー福岡  39勝17敗 .696(地区優勝)

 ③ ベルテックス静岡     33勝23敗 .589(PO進出)

ーーーーーー(プレーオフ出場ライン)ーーーーーー

 ④ 熊本ヴォルターズ     25勝31敗 .446

 ⑤ バンビシャス奈良     24勝32敗 .429

 ⑥ 神戸ストークス      23勝33敗 .411

 ⑦ 愛媛オレンジバイキングス 5勝51敗 .089


【B2東地区順位表】(4/6現在)

 ① アルティーリ千葉     53勝3敗 .946(地区優勝)

 ② 富山グラウジーズ     36勝20敗 .643(PO進出)

 ③ 信州ブレイブウォリアーズ 35勝21敗 .625(PO進出)

ーーーーーー(プレーオフ出場ライン)ーーーーーー

 ④ 福井ブローウィンズ    30勝26敗 .536(PO進出)

 ⑤ 山形ワイヴァンズ     21勝35敗 .375

 ⑥ 青森ワッツ        20勝36敗 .357

 ⑦ 福島ファイヤーボンズ   14勝42敗 .250

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