国内観測史上最大となるマグニチュード9、震災関連死を含めた死者と行方不明者は2万2000人余りとなった東日本大震災からきょうで12年です。先月6日には5万2000人余りが亡くなったトルコ・シリア大地震も発生。そして、鹿児島県も含め西日本で対応が迫られている南海トラフ巨大地震は最大でマグニチュード9.1死者は全国で32万人、鹿児島でも2000人が想定されています。
きょうの週刊1チャンネルでは、7年前に私が故郷 宮城で取材した模様を再編集し、お送りいたしました。この時間は、いま一度 みなさんと一緒に防災について考えていければと思っております。
2011年3月11日午後2時46分、屋外で大きな揺れに襲われました。仙台市内は、震度6強の揺れが3分近く続き、その場から一歩も動けず、何かに掴まっていないと立ってもいられないほどでした。内陸部だったので、津波の被害はありませんでしたが、そこから1週間以上 避難生活となりました。
当時を少し振り返りながら、今からしたい備えを考えていきたいのですが、
・まずは、命を守ること。どこで遭遇するかわからないので様々な想定をしておく。
→学校での防災訓練といえば机の下に潜る=落ちてくるもの倒れてくるものから身を守る。これが通学路だったら?旅先などは?鹿児島ではシラス台地 土砂崩れにも警戒が必要。
・大きな揺れの後は津波に警戒。普段からハザードマップで避難先の確認。
・家族とは連絡は取れる?東日本大震災時には1日父と連絡が取れず、不安でした。
→災害用伝言ダイヤル171の活用や集合場所を決めておく
では、おうちの中はどうでしょうか。
・寝室や子ども部屋にはできるだけ家具を置かないように。
・家具は倒れた時に出入り口を塞がないように向きも気をつけて。
・手の届くところに懐中電灯(停電)やスリッパ(割れたものでけがをしない)
・私は1週間の停電時 役立ったのは、ろうそく、そして食事や体を拭いたりなどお湯を沸かすのにも使えるカセットコンロ。給水時に使うのに必要なからのペットボトルなど。あまり重いと階段を上がるのに大変。
・避難所へ行ければ物資も届きますが、自宅などの場合は自分で。ペットや小さいお子さんがいて避難控えも・・・?スーパーに並びましたが、一人五点までの制限が。もちろん買えない人も。
いつくるかわからない地震についてずっと考え続けるのはとても大変です。東日本大震災が発生した3月には「地震や津波」について、梅雨や台風の時期には「大雨や土砂災害」について など季節に応じて災害について考えてみてはいかがでしょうか。