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「西郷南洲翁遺訓」の続き

先週の続きで、「西郷南洲翁遺訓」についてのお話です。

先週のお話では、どうしてこのこの本が書かれることになったのかを伺いました。

さて、この本にはどんなことが書いてあるのでしょうか?

全部で41条。追加が2条、合計43条です。

1条から18条までは、政治の重要な地位に立つ為政者のあるべき姿や心構え、

或いはとるべき政治の基本に関することが書かれています。

例えばこんなことが書かれています。

税を軽くして、国民を豊かにすれば、国力も強くなる。小賢しい小役人を使って、民を責め立てて税を取り立てさせるなどはしてはならない。

国民の立場に立った考えですよね。

他にも年貢のこと、外交のことなど、人々の立場になって考えられています。

そして有名なのが「敬天愛人」

天を敬い、人を愛す。人の言動は、天がご覧になっている。

だから、天を敬うことは徳目の実践の基礎であり、自分を愛するように他の人を愛する。

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に

こまるもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬ。」

西郷隆盛は鹿児島の誇りです。

みなさんも「西郷南洲翁遺訓」読んでみてはいかがでしょうか?

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