毎月最終週は、江戸時代後期の子どもたちが5・6歳になったら先ず初めに勉強したという「小學」という本を教えていただいています。
いよいよ具体的な教えに入ります。
・先ず幼い子どもたち、幼児と言われる年齢の子どもたちの教育について。
この頃の子どもたちは何でも旺盛に吸収するから、この子どもたちを欺かないように。
幼児の心はまっさらですよね。
例えば、子どもたちに後で公園に遊びに行こうと約束して、それを大人の都合でその約束を破るなんてことを何回も続けたら「大人って信用できないな」と思いますよね。
言い訳をしてもだめです!
個人間でも企業間でも「約束は守る」は大原則です。
ましてや、生まれて初めて抱く思いや感情がマイナスの感情だったら、その子どもはどんな大人になるでしょうか?
人間不信となって、もしかしたら曲がった道を歩むかもしれませんよね。
つまり「誠の心」を教えているのです。
・幼子からやや成長した子どもについて。
先ほど「心」即ち内面を教えましたので、後半は外面です。
立っている時は、必ず直立して正面を向く。誰かのお話を聞く時は、頭を傾けないの二つです。
人の話はシッカリ聞くということを教えているのですね。
次は孟子を引用しています。
元来、人間の自然の成り行きとして、好きなだけ飲み食いをして、所謂衣食住に何の心配もなく、何もしないで
遊び暮らし、少しも教育されることが無かったら・・・
獣や動物に近くなる。
人として守るべき道を教えることが大事です。
即ち「父子 親有り。君臣 義有り。夫婦 別有り。長幼 序有り。朋友 信有り。」
日本ではみんな学校教育は受けていますが、今学校で教えている内容の殆どは学科の勉強であり、所謂「人間教育」は受けていないですよね。
だからその役割は家庭、即ち保護者に委ねられているのです。
小さい子どもたちと接するみなさん「小學」を読んでみてください。
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