鹿児島県は5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに47人発表され、出水市の医療機関では新たなクラスターが発生しました。
クラスターが発生したのは出水市の医療機関です。5日までに、職員1人と入院患者20人の30代から90代の男女あわせて21人の感染が確認されています。
県は医療機関を公表していませんが、出水市総合医療センターは、クラスターが発生し患者17人が感染したと公表しました。ベッド数261床の総合病院で、クラスター発生を受け、現在、感染対策本部を立ち上げ、職員などのPCR検査を進めています。
県内では5日、出水市で21人、霧島市で7人、鹿児島市で5人、曽於市で4人、志布志市で3人、湧水町、南さつま市で2人ずつ、阿久根市、薩摩川内市、奄美市で1人ずつのあわせて47人の感染が確認されました。1日の感染者数が40人を超えたのは先月21日以来、15日ぶりです。
このうち21人が、5日に発表された医療機関クラスター、3人が県高校総体クラスター、2人が日置市の会食クラスター、1人が鹿児島市の飲食店クラスター関連です。
これで県内の感染者の累計は、3482人となりました。
4日時点で、医療機関などでの療養者は242人、うち3人が重症、29人が酸素投与が必要な中等症です。