鹿児島市で毎年開催されていた秋の木市が、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、中止が決まりました。
秋の木市は毎年、10月の中旬からおよそ1か月間開催され、およそ5万人が訪れる鹿児島市の秋の風物詩の一つです。今年は、10月15日から11月15日まで開かれる予定でしたが、木市振興会の役員会では新型コロナウイルスの感染防止対策が難しいとして開催の中止を決めました。
今年は、木市振興会の創立60周年記念として開催する予定でしたが、3月の春の木市も緊急事態宣言を受けて期間が短縮されていました。
(鹿児島市木市振興会 藤田繁利会長)「厳しい新型コロナの状況があって、国のガイドラインもハードルが高く、入口と出口を設けて、入り口で検温としたり名前を書いてもらったり、入場制限をやるようにと。ちょっと無理かなと」
木市で毎回、花の苗や鉢を売る藤田会長のビニールハウスでも既に、およそ1000鉢のシクラメンや小ぶりなガーデンシクラメンおよそ7000鉢が準備されていました。
(藤田会長)「市場に出荷するか、ホームセンターで売ってもらうか考えないといけない」
木市振興会では、販売予定だった商品を各店舗まで受け取りに来ることができる人に販売したいとして、鹿児島市木市振興会のフェイスブックなどで紹介しています。