鹿児島市のショーパブで発生した新型コロナウイルスのクラスターは、これまでに店の従業員のほか、客やその家族など、感染した人の数は86人となり、鹿児島県内各地に広がっています。
クラスター=感染者の集団が発生したのは、鹿児島市船津町の「NEWおだまLee男爵」です。今月1日、女性従業員の感染が初めて確認されて以降、店の従業員や利用客など2日に8人、3日に28人の感染が判明。客の家族や職場の同僚までPCR検査の対象を広げた結果、4日は31人、5日は13人、6日は5人の感染が確認されました。
このクラスターを含め、これまでに県内では鹿児島市で71人、志布志市で11人、枕崎市で5人など14の市と町で107人の感染者が確認されました。このうち、発熱や症状のある48人が入院しています。
県は、これ以外に感染者を受け入れる病床を90床以上確保していますが、重症者などが入院できる病床を確保するため5日から、鹿児島市のホテルで、無症状者や軽症者の受け入れを始めました。
ホテルには看護師と県職員が24時間体制で常駐し、県全体では、388室を確保しており、5日までに15人を受け入れたということです。