首都圏などで新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、鹿児島県の三反園知事は30日、今週末までの1週間、東京、大阪、愛知の3大都市圏への不要不急の訪問を自粛するよう県民に呼びかけました。
(三反園知事)「東京においては2日連続で感染者数が過去最多となるなど、感染が拡大している。また、愛知や大阪でも感染者が多く発生していることから、東京・愛知・大阪の3大都市圏への不要不急の訪問を控えていただくよう協力をお願いする。」
三反園知事はこのように述べ、30日から来月5日までの1週間、東京、大阪、愛知の3大都市圏への不要不急の訪問を自粛するよう県民に呼びかけました。県はこの後、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、観光などへの深刻な影響が出ているとして、経済支援策の第2弾を準備する方針を確認しました。
そして、会議では、今月26日に県内で初めて感染が確認されたイギリスから帰国した40代の女性は、現在も入院しているものの、容態は安定していることが報告されました。
また、県は、女性の濃厚接触者で検査では陰性だった姶良市の30代の男性、そして女性が羽田空港から鹿児島空港に移動する際に前後の座席にいた5人についても体調の確認を行っていますが、今のところ、体調の異常はないということです。