今回は、1986年11月23日の桜島の噴石による被害映像を振り返ります。
午後4時2分、南岳が爆発し北寄りの風にのって噴煙は風下の南に流れ、大きな噴石が古里地区のホテルを直撃しました。直径およそ3メートルの穴ができ、6名が重軽傷を負いました。
風の影響を受けて飛ぶ数センチ程度の小さな噴石の場合、3時間毎に発表される降灰予報の中で、小さな噴石の予想も発表されています。
ただ、風の影響をほとんど受けない大きな噴石の場合、落下地点の予測は難しいため、火山活動が活発化していないか日ごろから注意しておきましょう。