鹿児島では、千年前からつくられてきたという記録がある「薩摩和紙」。
和紙デザイナーの原口敬子さんは、自らの手で原料の「楮(こうぞ)」を育て、さらにこの和紙を小さくちぎって細かいパーツをつくり、ひとつひとつ丁寧に組み合わせて照明を作りあげていく。
原口さんの作品作りの原点は、デンマーク留学での経験。
「キャンドルや間接照明などのあたたかな空間の中で、大切な人たちと一緒にリラックスした時間を日本の伝統文化で創れないかと考えて、和紙にたどりついた。」
伝統に新しい息吹を吹き込む創造の世界を伝える。