「サンドイッチ」
このコーナーは私山口真奈が世の中で流行っているものや話題を紹介するコーナーです。そして最近は「今日は何の日」から話を展開するコーナーにもなっています。きょうは!3/13、3(サン)が1(イチ)を挟んでいることからサンドイッチの日!です。サンドイッチについてプロモートしていきます。(サンドイッチ、サンドウィッチと呼び方がありますが、私の持っているアクセント辞典にはサンドイッチのみ表記されていたため、きょうはサンドイッチで紹介しています。我がふるさとの誇り、M1王者の伊達みきおさんと富澤たけしさんのコンビは「サンドウィッチマン」です)
サンドイッチの歴史
これは聞いたことがある方、多いかもしれません。「パンに肉や魚、野菜、卵を挟んだ食べ物」は古代ローマなどで古くから世界各地で食べられていましたが、「サンドイッチ」と名前がついたのは、「サンドイッチ伯爵」がこのパンを食べていたからなんですよね。
18世紀後半、イギリスの貴族、第4代・サンドイッチ伯爵=ジョン・モンタギューはカードゲームをしながら食べられる簡単な食事はないかということで「パンに肉や魚、野菜、卵を挟んだ食べ物」、これをゲーム中に食べていました。その様子が当時の社交界で有名となり、サンドイッチ伯爵の名前にちなんで「サンドイッチ」と呼ばれるようになりました。カードゲームをしながら、と紹介しましたがこの点については諸説あり、サンドイッチ伯爵は多忙であったため仕事をしながら食べていたのではないかとも言われています。ただ、サンドイッチ伯爵が食べているのが流行し、その食べ物が「サンドイッチ」となったという点は一緒ですね。
サンドイッチの種類
2枚のパンで挟んだものが「クローズド・サンドイッチ」一般的ですが、このほかにもパンをもう1枚追加した「ダブルデッカー・サンドイッチ」、パンの上に具材をのせた「オープンサンド」トーストしたパンの「クラブサンドイッチ」、トウモロコシから作る薄い生地でスパイシーな具材を巻くメキシコの「トルティーヤ」、中東の平たいイタリアのピザの原型ともいわれるパン「ピタパン」などもサンドイッチの仲間です。
日本のサンドイッチ
明治時代にはサンドイッチは伝わっていて、1899年(明治32年)、神奈川県鎌倉市の大船(おおふな)軒(けん)では日本で初めて、サンドイッチを駅弁として発売しています。鎌倉ハムを使用していて、大船軒では現在もサンドイッチが販売されています。
世界のサンドイッチ
イギリス
発祥の地イギリスでは食パンのような柔らかい(ソフト系)のパンに具材を挟み込むものが一般的です。具材は様々な種類がありますが、キュウリサンドイッチは特別なものなんだそうです。19世紀から20世紀初めには産業革命で農地が工場となったイギリス。野菜類は輸入が主、そしてイギリスの気候がキュウリの栽培には適していませんでした。そのため新鮮なキュウリを口にすることができるのは高価な輸入野菜を購入できる人、もしくは温室設備を持ち、キュウリを栽培できる富裕層、貴族のみのステータスだったそうです。そのため、今でも、アフタヌーン・ティーのティースタンドにはキュウリサンドイッチがのっていることが多いです。
フランス
フランスのサンドイッチは日本やイギリスのようにソフト系のパンではなく、フランスパンのようなハード系のバゲットを使うのが一般的です。表面がパリパリで腰があり崩れにくいのが好まれています。また、クロワッサンを使ったものも。具材はハム、バター、フロマージュ(チーズ)、ツナなどです。また、パリ オペラ座(クラシック・バレエの最高峰のバレエ団 学生時代好きだったダンサーの1人、オーレリー・デュポンが2016年からは芸術監督になっていることが驚きでした )そのパリオペラ座の近くのカフェが発祥のサンドイッチの1種 クロックムッシュもブランチなどでよく食べられています。クロックムッシュはソフト系の食パンなどを使っていて、ハムやチーズを挟み、バターを塗ってパンの両面を軽く焼いています。
ちなみにきょう3/13、3が1を挟んでいることから「サンドイッチの日」と紹介してきましたが、サンドイッチ伯爵の誕生日11月3日もナショナルサンドイッチデー。きょう紹介できなかった内容はこの日に一番近い11/5(土)の山口プロモーションで紹介します。