屋久島の南高平集落に2021年オープンした「a heavenly kitchen」のオーナーシェフ、富山美希さん。お店は、その名の通り、天国みたいなレストラン。屋久島では珍しく標高が高い場所にあるレストランで、大きな窓から視界を遮るものもなく、森の向こうに水平線が見下ろせる。野菜やフルーツを使った目にも鮮やかな料理が特徴だ。
お店のある高平集落は、屋久島でも農業が盛んなエリア。さらに富山さんは、島の南から東側まで各地の直売所に足を伸ばして野菜を仕入れる。米以外、全て屋久島産の野菜になることも珍しくない。
夏の屋久島は、野菜の種類がぐんと少なくなるが、知恵を絞って確保している。
富山さんは、意外な経歴を持つ。東京の美容院でカラーリストとして勤めていた。
屋久島で暮らす友人を頼って引っ越してきたが、縁あって宿泊施設で働くことに。当初は料理人として雇われたわけではなかったが、出産を機に勉強した菜食やオーガニックの知識を活かした食のイベントが評判をよび、気が付けば料理が仕事になっていたという。
「色の美しさを楽しむこと、絵を使うこと、お客様の反応を間で感じられることは美容院のカラーリストと同じ」だという。
ランチには、7種類の野菜料理が並ぶ。彩りと同じく味わいも豊かで、様々な味が楽しめる。
食後のハーブティー付きの菜食プレートが2000円から。ランチボックスは1000円から。3日前までの予約が必要だが、状況によっては当日でも受け入れ可能。気軽に問い合わせを。
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