店主・松木 @リオデジャネイロ支店 報告
店主・松木、県関係選手の「オリンピック」での戦いを応援したく、リオデジャネイロ支店まで出掛けてきました!
日本からすれば「地球の反対側」、南米で初開催となったオリンピック。移動時間こそ掛かりましたが行って良かったです。
行かなければ分からないことがたくさんありました。
私にとっても初めてのオリンピック観戦。これまでも色々な競技の国際大会に観戦・取材に出掛けましたが、オリンピックは別物でした。
陸上競技では、女子5000mに出場した上原美幸選手(鹿児島女子高校出身・第一生命グループ所属)を応援。
スタート前に応援席に向かって手を振る姿に感動し、何かやってくれそうな予感がしました。
スタートと同時に飛び出すと、終盤も粘りの走りを見せ、この種目で日本人として20年ぶりの決勝進出を果たしたレースに本当に鳥肌が立ちました。
しかも、その走りは、私の周りに居た地元や他国の観戦者をも熱狂させ、 レース終盤は日本からの応援団の「美幸!お~!」の応援に、「MIYUKI!OH!」(たぶん、海外の方はGo!に聞こえていたかも(笑))と声を揃えてくれる展開に。
素晴らしいレースには、他国の選手でもエールを送る・・・、最後まで頑張る選手には自然と拍手が起こる・・・国・地域の代表として出場する選手たちに、「対抗」の意識を越えて送られる声援は素敵でした。
自転車競技・女子オムニアムには、おおすみ・鹿屋から世界を目指すプロチーム「シエルブルー鹿屋」の塚越さくら選手が出場(鹿屋体大卒)。日本とは観客の集まり方が違い、チケットの入手が困難なほどでした。日本では「マイナー」という言葉で呼ばれますが、海外では「メジャー」「人気」の種目なんです。
これはほかの競技でも言え、ビーチバレー(ある意味で納得ですが)・ボートなども人気があるのか、ブラジルの選手が出ていない時間でも、地元のTV局での生放送の時間が長かったです。
そして、この会場で感じたのは、応援の力の入れ方が凄いこと。
お国柄かも知れませんが、他国の応援団は、大きな国旗を振って、フェイスペイントをして、国旗があしらわれたシャツや帽子をかぶっての応援。選手の紹介で大きな声を上げ、表彰式で国歌がかかれば一緒に熱唱・・・日本の応援団とは少し違うなと感じました。
肌感覚で感じたことはまだまだあるのですが、「応援」という面から考えて報告してみました。また折にふれお話して行きたいと思います。
それと、ニュースなどで報道されていたほど「危なさ」は感じなかったです。
地元の方も優しくて、会場と会場の移動中に「乗換え」を心配してくれたり、お店に入れば言葉が不慣れな私に話しかけてくれ、おススメを教えてくれたりでした。
地下鉄の構内に張り出されていた、2020年の東京大会の魅力を発信するポスター。
4年後に、今回の興奮と感動が日本で味わえると思うと、ドキドキします。
ただその為には、これから「する・見る・支える」のそれぞれの分野で、相当な「準備」が必要だなと感じました。
そして、その波を鹿児島での「国体」・「全国障害者スポーツ大会」に繋げていき、さらにスポーツが盛り上がればいいなと思いました。