東京だけでなく、その次もその次も! ~陸上・上原美幸 選手~

(サプライズ訪問で挨拶をする上原選手)

リオデジャネイロオリンピック陸上女子5000mで、日本人として20年ぶりに予選を突破し、決勝で15位に入った県出身の 上原美幸 選手(鹿児島女子高校出身/第一生命グループ所属)が、自身初の五輪を終え、鹿児島に帰っていらっしゃったのでお話を聞きました。

8月最後の金曜日。リオ五輪日本選手団の解団式の翌日、帰省したばかりの上原選手が最初に挨拶に訪れた場所が、陸上競技を本格的に始めるきっかけになった地元のスポーツクラブ・SCC。
思い出の場所で、地元・鹿児島から応援を送ってくれた皆さんに感謝の言葉を伝えました。

「憧れの選手」の突然の登場に、子供も大人も大興奮!
歓声が上がったのはもちろんのこと、「お帰り~!」「頑張ったね~!」と優しい声が飛び交い、上原選手もすっかりリラックスした表情に。
即席の「サイン会」でも、一人ひとりに丁寧にサインし、リオでの様子を話していました。

(クラブの後輩たちとジョグする上原選手)

そして・・・ランニングウェアに着替えると後輩たちと一緒にランニング。

しかも、この日の練習メニューの1つが1500mタイムトライアルだったのですが、上原選手が一緒に走り、後輩たちを引ったのです。刺激を受けたのか、ある選手は自己ベストを更新したとか。目標になる選手、憧れの選手が「近く」にいることって大きいんだなと思った瞬間でした。久しぶりの鴨池での練習に、上原選手の表情は、さらに笑顔になっていました。

(笑顔があふれるインタビューになりました!)

練習後に、自身初となったオリンピックについて伺うと、

「予選は、前に飛び出して、予想以上に離れていて「あ、あれ?」って思ったけどこのまま行こうと思って、このリオの雰囲気を、歓声を自分のものにして楽しむぞ!と思って走りました。」

「皆さんからの応援が自分の予想をはるかに越えていて、オリンピックってこんなに凄いんだと・・・出場してみて、終わってからも実感して、他の大会とはぜんぜん違うんだと感じました。」

「東京に向けて、大きな・・・思っていた以上、2歩ぐらい進めた感じが自分のなかでありました。」

「東京オリンピックももちろんなんですけど、その次も、その次も出たいという気持ちがさらに強くなりました。」

鳥肌が立つ言葉を次々に聞けて、感動!
上原選手は、リオで本当に大きな経験をして、地元・鹿児島でそれをかみ締め、新たな一歩を踏み出せたようです。
これからが、ますます楽しみになりました。

関連記事一覧