れいめいが男女制覇! バスケ・ウィンターカップ県予選


冬の「全国大会」に向けた戦いが始まった高校スポーツ。
10月24日には、年末に開催される「ウィンターカップ」出場をかけたバスケットボールの決勝戦が行われ、新型コロナの影響で、夏の県高校総体には「出場辞退」となったれいめいが、男女ともに頂点に立ちました。

女子決勝
3連覇を狙う紫のユニホーム・鹿児島女子と、初優勝を目指す白と青のユニホーム・れいめいが対戦。
試合は、れいめいがキャプテンの岩下を中心とした攻撃でリズムを掴むと最大11点のリードを奪います。追いかける鹿児島女子は、チームの大黒柱で2年生・堀之内のインサイドの強さを活かした攻めで巻き返し、第3クォーター序盤で同点に追いつきます。それでも、れいめいは、相手に傾きかけた流れをキャプテン岩下の得点で断ち切ると、すかさず、この日チーム最多24得点を挙げた永徳が3ポイントシュートを決め鹿児島女子を突き放します。最後まで運動量の落ちなかったれいめいは、さらにリードを広げ72対62で勝利。悲願の初優勝を果たしました。

試合後、れいめい高校の岩下ふうかキャプテンは「夏の大会に出られず苦しい期間もあったが、『最後に笑うのは俺たちだ』のスローガンを掲げ、死に物狂いで練習に取り組んできて、最後は笑顔でやり切れたので良かった。ここで満足せずに、ウィンターカップでは勝利を手にしたい」と笑顔で話してくれました。

(悲願の初優勝を果たした れいめいの岩下ふうかキャプテン)

男子決勝
夏の県総体を制した白のユニホーム・川内と、青のユニホーム・れいめいのライバル校同士の対戦に。
互いに引かない一戦は、85対84とれいめい1点リードで迎えた試合時間残り16秒の場面。川内のエース東後藤にフリースローが与えられます。プレッシャーの中、1本目は外しますが2本目を落ち着いて決め、土壇場で同点。試合は5分間の延長(オーバータイム)にもつれ込みます。
互いに疲労がピークに達するなか意地を見せたのが、夏の出場辞退の悔しさを乗り越えたれいめいでした。チーム一の長身のプライス、さらに高城と、先に連続で得点を決め突き放すと、そのリードを保ち試合終了。
95対91で勝利したれいめいが、5年ぶり14回目の優勝を果たしました。

(残り16秒の場面で同点となるフリースローを決める。川内・東後藤選手)

れいめい高校の君野碧キャプテンは、「夏の出場辞退が決まった時は、チームの雰囲気がどん底まで落ちた。それでもウィンターカップがあると信じて、前を向いて仲間を信じてやってきた。全国ベスト8という目標があるのでそこに向かってまた練習していく」と2か月後の大会に早くも照準を合わせていました。

県予選を制した男女のれいめいは、12月23日から29日まで、東京体育館などで行われる「ウィンターカップ」に出場します。

(5年ぶりの制覇!れいめい高校 君野碧キャプテン)

 

関連記事一覧