長松選手(鹿屋体大2年)が入学後初優勝! 全日本学生選手権
第59回 全日本学生選手権トラック自転車競技大会が6月30日から福島県泉崎国際サイクルスタジアムで始まり、初日の男子ポイントレース決勝(30km)で、鹿屋体育大学2年生の長松大祐選手が優勝しました。
長松選手は、レース序盤から積極的に先行する「逃げ」の集団に乗り、去年優勝した曽我部厚誠 選手(京都産業大学)らと共にポイントを重ねていきました。
両者競り合いながらレースは進み、フィニッシュ時点で加算される最終ポイントを残し、暫定トップ曽我部選手との差は5点、暫定3位につけた長松は最後の逆転を狙い冷静に動き、最終ポイントをトップでフィニッシュして10点を加算、一方の曽我部選手らがフィニッシュで加算出来なかったことから、長松選手が最後に逆転し、大学入学後初の日本一に輝きました。
レース後、長松選手は「朝一の予選で調子が良いことを感じていた。決勝は、連覇を狙う曽我部選手をマークして大差が着かないように気を付けた。前半は飛び出して逃げてポイントを稼ぎ、後半は狙ったポイントをスプリント勝負に持ち込み、戦術を使い分けた。高校3年のインターハイの4km速度競走で優勝したが、大学に進学してから個人では8位入賞もなく苦しかった。4月に1学年違いの弟(空吾)が入学してから、兄としても先輩としても負けられないと思い、集中してトレーニングに取り組んできたが、苦しかった終盤で諦めず粘れて逆転できて、進化した自分を確認出来たことが良かった。優勝できて嬉しい反面、これからはマークされる立場になるので、更なる強化の為に真剣に取り組んで、チームに貢献したい。」と、すでにこれからのことを見据えていました。
◎男子ポイントレース決勝(30km)
1位 27pt 長松大祐(鹿屋体育大学)
2位 22pt 曽我部厚誠(京都産業大学)
3位 21pt 當原隼人(日本体育大学)