高校野球鹿児島大会 「2段階方式」で代替大会開催

新型コロナウイルスの影響で中止が決まっていた夏の高校野球。鹿児島県高校野球連盟は、地区大会と決勝トーナメントを行う「2段階方式」で代替大会を開催すると発表しました。

これは6月5日に県高野連が県庁で会見を開き、明らかにしたものです。
5月20日に、戦後初の「夏の甲子園」中止決定以降、県高野連では監督会が提出した各校が取り得るコロナ対策のアンケート結果や、県高体連の他競技での検討結果なども交え検討してきましたが、参加者・関係者のコロナ感染防止策を徹底したうえで、代替大会を開催すると発表しました。

鹿児島県高校野球連盟の月野功会長は、
「各地区予選大会と鴨池での決勝大会というコンパクトな大会を組み合わせることで、新型コロナウイルス感染や練習不足に伴うけが・熱中症などのリスクをできるだけ軽減しながら開催することが出来ると考えました。」と代替大会の開催について話しました。

硬式野球は、県内を7つの地区に分け、6月下旬から7月中旬に地区予選を行います。その地区予選を勝ち抜いた16校が鹿児島市の平和リース球場(県立球場)・鴨池市民球場で7月22日から7日間の日程で行われる決勝トーナメントに進む「2段階方式」で行います。
開会式・閉会式は行わず原則、無観客試合ですが控え部員・保護者の観戦は認める方向で検討します。

なお、県高校総体の代替試合では認められなかった、離島からの移動や宿泊を伴う方式での開催となることについて月野会長は「県高体連の判断の時期が全国的に厳しい時期だった。離島の校長先生とお話する中で、世の中のフェイズが変わって来て、感染対策をしながら様々な社会活動をする時期に入っていると感じた。その中で、島外に出せないというのは子どもたちに、かわいそうだという声を聞いた。それらのことから離島の子どもたちが若干の宿泊を伴っても開催できると判断した。野球というスポーツが屋外スポーツで、接触なども少ないなどの特性にも助けられている。」と理由を述べました。

また軟式野球の代替大会については、出場校が少ないことから7月17日から鹿児島市の鴨池市民球場で集中開催されます。

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