大会新記録続出! 県高校新人駅伝

新チームの頂点を争う「県高校新人駅伝」が2月1日に南さつま市で行われ、男女とも、大会新記録が飛び出すハイレベルなレースが繰り広げられました。

6区間、32.3kmで争われた男子には31チームが出場。序盤は4年ぶりの優勝を狙う鹿児島実業と、2年ぶりの優勝を狙う鹿児島城西が抜け出しトップ争いを繰り広げます。エースが集う1区では、鹿実2年の徳丸が城西2年の野村に4秒差をつけてトップでタスキ渡し。共に区間新記録の走りを見せます。中盤3区では城西2年の中田が区間新記録の走りで鹿実をとらえ逆転。しかし4区に入ると1年生・祝迫の力走で鹿実が再びトップに。
目まぐるしくトップが入れ替わる展開は、鹿実が城西に22秒差をつけアンカーへ。城西1年のアンカー須山は22秒差を詰め、鹿実2年の岡野をとらえると冷静に状況を見極めラストスパート。最終区間で逆転した鹿児島城西が、これまでの記録を54秒も縮める1時間36分35秒で2年ぶり2回目の優勝。競り合った鹿実も大会記録を更新しての2位と、ハイレベルな戦いとなり、3位には樟南が入りました。

レース後、城西のアンカーを務めた須山向陽選手(1年生)は「タスキの汗にチームの思いを感じて、負けられなかった。」と優勝への思いを語りました。

 

一方の女子は、4区間13.8kmで争われました。
去年の都大路・全国高校駅伝で準優勝を果たした神村学園勢が2チームに分かれて出場、個々のレベルの高さをみせます。前半は神村Bチームが先行するも、全国大会に出場した日本人選手だけで構成したAチームが黒川の区間新の走りなどで追い上げます。

最後は、アンカーの鳥居も区間新の走りで逆転。この結果、これまでの記録を15秒縮める大会新記録で優勝。神村Bチームも大会記録を上回りました。2位は国分中央、3位は鹿児島女子でした。

レース後、神村学園アンカーの鳥居華選手(2年)は「新しい1年のスタートと位置付けたレースの中で、切磋琢磨することの大切さを感じたレースだった。」と、都大路への雪辱に向けていいスタートを切れた感想を話してくれました。

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