決勝に進出したのは？　高校野球　夏の鹿児島大会

夏の甲子園を目指し熱戦が続く、高校野球の鹿児島大会。
７月２６日には準決勝が行われ、決勝進出の２校が決まりました。

夏空が広がった鹿児島市の県立鴨池野球場（平和リース球場）で行われた準決勝。第１試合では、第１シードの神村学園と、シード校を次々にやぶり、勝ちあがった国分中央が対戦しました。

試合が動いたのは１回ウラ。国分中央は、先頭バッターの井上が２球目を振り抜き、バックスクリーン下に飛び込むホームラン。国分中央が先制します。これで流れをつかむと、国分中央は、先発の今村が好投。さらに、守備陣も好守で盛り立て、学校初の決勝進出に向けリードを守ります。
追いかける神村は５回表。２アウトから出たランナーを２塁に置き、８番・キャプテンの松尾が左中間へのタイムリーを放ち、同点とします。
神村は、ここから、第１シードの地力を見せます。
６回には相手のエラーやフォアボールで出たランナーを着実に帰し３点。７回にも４連打で２点を奪い、６対１で２年ぶりの決勝進出を決めました。

続く第２試合では、鹿屋中央とれいめいが対戦。試合は、最終回にドラマがありました。
４対２と鹿屋中央リードで迎えた９回表、れいめいが意地を見せ、２アウト１・２塁から１番の巻木の右中間を破るタイムリー２ベースヒットで、４対４の同点。土壇場で試合を振り出しに戻します。
一方の鹿屋中央は、９回ウラ。ヒットとフォアボールで１アウト満塁として６番・池田のマウンド左への当たりの間に、３塁ランナーがホームに突っ込みセーフ。
鹿屋中央が、サヨナラ勝ちで２年連続の決勝進出を決めました。

神村学園と鹿屋中央の決勝戦は７月２８日（日）、午前１０時０５分から、鹿児島市鴨池の平和リース球場で行われます。

【準決勝の結果】
神村学園　６－１　国分中央
鹿屋中央　５－４　れいめい （９回ウラ・サヨナラ）