姉妹対決も! 県高校総体・柔道個人

今年夏に鹿児島を中心に南九州4県で開催される「全国高校総体・インターハイ」出場をかけて熱戦が続く県高校総体。夏の全国大会・インターハイの舞台となる鹿児島市の鹿児島アリーナでおこなわれた柔道は、5月29日に最終日を迎え、県代表が出揃いました。

(今年限りの姉妹対決の行方はー)

鹿児島アリーナで行われた柔道個人戦。男女とも7階級で争われ、トーナメントを勝ち抜いた上位2名に全国大会の出場権が与えられます。
女子48kg級決勝では、今年限りの注目の一戦が実現しました。国分中央高校3年の中馬梨歩選手と、同じく1年の中馬優衣選手。高校総体での「姉妹対決」です。

1年生で、初めての総体となった妹の中馬優衣選手は、いつに無く固い表情…。
「大舞台に立つとあがってしまうので、緊張してました。」

本人たち曰く、たたみの上では互いに「敵」。妹の優衣がきょう一番の戦いを見せ、組み合いますが、最後は姉の梨歩が投げから押さえ込んで一本。姉妹対決を制し、優勝で全国への切符をつかみました。

試合後は、国分中央高校の吉村監督のもとで決勝戦、姉妹対決を振り返り、互いを見合いながら笑顔を見せ、「姉妹」に戻ったふたり。
妹の中馬優衣選手は「あえて『姉妹』というのを意識しないようにしていました。姉の梨歩は、練習のときと試合のときを比べると、力も、前に出てくる感じも違った。」と語り、「また、お姉さんと戦いたいですか?」という質問に対し、「もう、大丈夫です…。」と笑顔で答えました。
また、姉の中馬梨歩選手は「ライバルというか、自分以外は妹といえど敵だと思っている。鹿児島での大会で、日本一になろうという気合が高まってきました。決勝で姉妹対決できるよう、頑張りたい。」と、全国大会に期待が高まる話をしてくれました。

この他、女子個人では、前日の団体戦で連覇を果たした鹿児島南が7階級中5階級を制する強さをみせました。一方の男子は、7階級中3階級で団体優勝の鹿児島情報が勝利しました。

各階級の上位2人が出場する全国大会・インターハイは、8月9日に鹿児島市で開幕します。

大会結果はコチラから ⇒ 2019年 鹿児島県高校総体・柔道結果

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