レブナイズ クラブ史上初シーズン30勝到達もB2昇格絶望的に

終盤戦のバスケットボールB3リーグ。前節4位に転落した鹿児島レブナイズは9日と10日、8位さいたまブロンコスとアウェーで対戦しました。

【GAME1 9日】

3点シュートで効率よく得点を重ねる埼玉に対し、レブナイズはヴィチェンティッチや濱田らの得点で追い上げ、前半2点をリード。後半、高橋や武藤らの連続得点で一気に18点をリードしますが、終盤2点差まで追い上げられます。その後、濱田が流れを断ち切るシュートを決め、94-87で辛くも勝利。前身のレノヴァ鹿児島時代を含め、クラブ史上初のシーズン30勝に到達しました。

悪い流れを断ち切るプレーで勝利をたぐり寄せた#15濱田(写真提供:鹿児島レブナイズ)

【GAME2 10日】

序盤から4本の3点シュートでリードしますが、ミスから埼玉に連続得点を許し、前半は1点ビハインド。後半も互いに激しくリードを奪い合うシーソーゲームに。終盤1点を争う展開の中、レブナイズはファウルゲームに出ますが着実にフリースローを決められ、80-87で敗戦。埼玉#2クリークモアが39得点とゲームを支配されてしまいました。

相手外国籍選手と競り合いながら2試合合計26得点8アシストの#32武藤(写真提供:鹿児島レブナイズ)

◆クルニッチHC『埼玉は経験のある選手が多いチームで、いいスタートを切れたと思った時にリズムが崩されることは途中あった。最後負けた一つの要因はリバウンド。チームとして集中や準備を含めてこのゲームでのやるべきことがやりきれていなかったと感じている』

◆#3高橋『とても悔しい。自分たちのペースで主導権を握れたところは良かったが、最後の勝負所で埼玉に押し切られてしまった。流れの波はあったが、苦しいときに相手の変化にしっかり対応する修正力を残りラスト6試合チームで作り出していきたい』

◆#12藤田『ディフェンスで一瞬気が抜けてしまう部分やリバウンドでやはり勝てないという部分からどんどん崩れていき、結果的にファールもかさみインサイドも守れなくなってしまった。オフェンスでも点が取れていたところで取れず、そこが今日の敗因に繋がったと思う。もっとアグレッシブにやっていかないといけない。練習から全員で弱い部分を意識してやっていきたい』

今季終了後のB2昇格が絶望的になった4位レブナイズは次節もアウェー戦。今月16日と17日、12位山口ペイトリオッツと対戦します。

【GAME1 4月9日】

★埼玉  25 20 20 22 | 87

☆鹿児島 21 26 28 19 | 94

#23 ゲインズJr:25得点・7アシスト

#7 カニンガム:19得点・15リバウンド

#32 武藤:14得点・5アシスト

#15 濱田:12得点

#3 高橋:10得点

【GAME2 4月10日】

☆埼玉  18 18 26 25 | 87

★鹿児島 21 14 26 19 | 80

#23 ゲインズJr:23得点・11リバウンド

#7 カニンガム:19得点・12リバウンド

#32 武藤:12得点

#3 高橋:10得点・5アシスト

≪B3リーグ2021-22 順位表≫(第27節 4月10日現在)

1 長崎    39勝3敗   .929

2 A千葉   32勝6敗   .842

3 静岡    30勝9敗   .769

4 鹿児島   30勝11敗  .732

5 岡山    27勝10敗  .730

6 アイシン  29勝15敗  .659

7 埼玉    24勝16敗  .600

8 岩手    26勝18敗  .591

9 八王子   21勝18敗  .538

10 岐阜   17勝27敗  .386

11 横浜EX 15勝27敗  .357

12 山口   11勝35敗  .239

13 豊田合成  7勝35敗  .167

14 品川    5勝41敗  .109

15 金沢    1勝43敗  .023

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