ふるさとへの思いを胸に! 都道府県対抗女子駅伝

(ふるさとのタスキをつなぐ喜びと緊張感 それでも「タスキ渡し」は笑顔になる)

都道府県対抗女子駅伝が1月16日に京都で行われ、東京オリンピックのマラソンで8位入賞の一山麻緒選手(出水市出身/ワコール所属)がキャプテンを務めた鹿児島チームも、粘り強くタスキをつなぎました。

42.195キロを、中学生から実業団選手までの9人のランナーがタスキをつなぐ都道府県対抗女子駅伝。
新型コロナの影響で去年は中止され、今年、2年ぶりの開催となりました。

ふるさとのタスキをつなぐ、喜びと緊張感のなか迎えたレース当日。
1区を任されたのは、霧島市を拠点に活動する京セラの兼友良夏選手。前半から積極的な走りを見せると、出水市出身で三井住友海上の野添佑莉選手に16位でタスキをつなぎます。この後、初出場となった高尾野中2年の冨満樹花選手も順位を1つ上げるいい流れの中、中盤は去年の全国高校駅伝で3位に入った神村学園勢が力走。特に5区の上野優月選手は、5人抜きでチームを入賞圏内の8位まで押し上げます。

粘りの走りを見せる鹿児島チームは、入賞圏内と12秒差の11位でアンカーの一山選手にタスキをつなぎます。
夏の世界陸上に向けて、マラソン練習を積むなかでの参加となった一山選手。スピードを上げて前のチームを追いかけますが、順位を上げることはできず。2時間18分24秒で11位。2年前の大会に続く入賞とはなりませんでした。

レース後、一山麻緒キャプテンは、
「走り出す前は不安があった。しかしタスキを待っていると自然と笑顔が出てきたし、笑顔で走ることができました。少しでも県民の方に喜んで頂ける走りが出来たのなら良かったです。」とレースを振り返りました。

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