ボランティア研修会「再開」 かごしま国体・大会
開会式までのカウントダウンが進む、かごしま国体・大会(全国障害者スポーツ大会)にむけて、県は新型コロナウイルス感染拡大の影響が拡がる中ですが、準備を進めています。
5月10日には「ボランティア研修会」が約2か月ぶりに再開されました。
いちき串木野市で行われた「かごしま国体・全国障害者スポーツ大会」に向けたボランティア研修会では、準備の段階で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために椅子と椅子の間隔広げたり、机の消毒をしたりしていました。
この研修会は今年秋に行われる予定の「かごしま国体・大会」を支えるボランティアを育成しようと、県が各地で行っているものです。去年10月から始まりましたが、今年3月から5月初旬までの約2か月間は、新型コロナウイルスの影響で中止せざるを得ませんでした。
研修会には高校生から一般の方まで約30人が参加して、日本エアコミューターの客室乗務員による「おもてなし」の研修も行われました。
客室乗務員の阿部柚佳さんは「おひとりお一人が鹿児島県の「顔」だという意識を持って行動することが大切です。」と心構えを伝えたあと、挨拶の姿勢や言葉の選び方など、実際の業務の中で感じていることを交えて参加者に伝えました。
また、マスクをつけた状態が日常のなかの挨拶でも「お互いに微笑みかけまてみましょう。目の雰囲気だけでも気持ちが伝わりますよね。」とアドバイスをしていました。
さらに障害のある方への接し方など、大会本番に向けて必要な情報や知識を学んでいました。
県では、新型コロナウイルスの状況を見ながら、当初の予定を延長して7月まで研修を続けて行く予定だということです。
県かごしま国体・大会局の川畑敬郎・総務企画課長は「新型コロナウイルスの影響も心配されますが、通常開催された場合は県外からたくさんの方がお越しになりますので、心のこもった「おもてなし」ができるように研修を続けていきたいです。」と今後について話しました。
かごしま国体は2020年10月3日に開会式を迎え、13日までの11日間。会期前競技として9月にも水泳などの競技が行われます。かごしま大会(全国障害者スポーツ大会)は10月24日から3日間の日程で、ともに県内各地で競技が行われる予定です。