茨城国体閉幕 最終日にも県勢が入賞

(ゼッケン46が須山選手)

11日間に及ぶ熱戦が続いた「いきいき茨城ゆめ国体」は、10月8日に閉会。最終日に行われた陸上競技でも県勢が活躍しました。

県選手団で最後に登場したのは、国体初出場で少年男子B3000メートル決勝に進出した鹿児島城西高校1年の須山向陽選手です。前半からいい位置取りでレースを進めると、残り1000メートルで、得意のロングスパート勝負に出ます。自分から仕掛け最後まで粘り、自己ベストとなる8分22秒79で4位。県勢最後のレースで見事、入賞を果たしました。
レース後に須山選手は「優勝を狙っていたので悔しさもあるが満足している部分もある。来年も国体に出て優勝して、鹿児島のために貢献したい。」と1年後のレースに向けて思いを新たにしていました。

そして、午後からは総合閉会式が行われ、鹿児島県選手団は来年の「かごしま国体」への引継ぎを表す横断幕を持って行進しました。
式では、茨城県の大井川和彦知事から三反園知事に、国体旗が引き継がれました。

国体は、選手の成績によって与えられる得点などで県ごとの順位を競いますが、鹿児島は、男・女の総合成績を争う「天皇杯」で15位。女子のみの得点を争う「皇后杯」で12位で、ともに去年より順位を上げて大会を終えました。
大会後の会見で三反園知事は「来年のかごしま国体での天皇杯・皇后杯の獲得に向けて力を入れて行きたい。また東京オリンピック・パラリンピックの後の国体として、感動や熱気をそのまま伝えられるような大会にしたい。」と、来年へのカウントダウンがスタートしたことにふれました。

この後は、全国障害者スポーツ大会「いばらき大会」。10月12日から14日の日程でひたちなか市を中心に行われます。

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