チーム、鹿児島への思いで県勢初優勝! 茨城国体・フェンシング
熱戦が続く「いきいき茨城ゆめ国体」。
残すところ1日となった10月7日は、県勢の優勝ラッシュとなりました。
水戸市で行われたフェンシング競技。
県勢で唯一、決勝に進出したのは成年女子チーム。サーブル競技で頂点を目指します。
中央大学2年の雨田由香選手と東京女子体育大学2年の谷山鈴々花選手は同級生で、山下りりか選手兼監督は先輩です。3人は、鹿児島南高校で汗を流したメンバーで、チームワークも抜群です。
決勝戦の相手は愛媛。はじめに試合に臨んだのは選手兼監督の山下りりか。この日は、決勝戦まで個人での勝利がありませんでした。5ポイントで勝利が決まる試合。4対3とリードするも、その後を決められず4対4。勝負の一本を決めに行ったとろころで、脚をくじきます。
10分ほどの治療中断中、山下を励まし、その後の戦術を伝えたのは雨田…この日は、かぎになる試合で勝利を収め、チームの決勝進出を後押ししてきました。
チームメイトの支えもあり、再びピストに立ち、試合続行を訴えた山下…チームのために、鹿児島のために。山下が気迫で5本目を奪い鹿児島チームが先勝。勝てば試合が決まる2人目は谷山鈴々花選手。「絶対に自分で試合を決めよう」と誓うなか、接戦からの終盤に連続ポイントで白星をつかみ、鹿児島が2対0で県勢初優勝をつかみ取りました。