ユナイテッドFC J1クラブライセンス取得も視野に
鹿児島ユナイテッドFCの定例記者会見が、12月27日に鹿児島市で行われ、2018年シーズンの総括や、クラブライセンス取得に向けた動きが報告されました。
会見のなかで徳重剛球団代表は、Jリーグが12月に「クラブライセンス」のスタジアム基準に猶予を設けると発表したことに触れ、ホームスタジアムが基準を満たしていない中でも、J1入りの可能性を視野に活動していきたいと、飛躍を誓いました。
現在、ユナイテッドFCはJ2のクラブライセンスを条件付きで取得していますが、ホームスタジアムである白波スタジアムの観客席数は、J1の基準である1万5000席を満たしておらず、J1のクラブライセンスが取得できない状態でした。しかし、Jリーグは12月、このスタジアム基準に2020年シーズンから猶予期間を設けると発表しました。それによりますと、基準を満たすホームスタジアムの整備に着工していて、3年以内に完成可能な場合はライセンスを取得できるようになります。
また、アクセスに優れているなどJリーグが掲げる「理想的なスタジアム」を整備する場合には、これとは別に5年の猶予期間を認めるということです。
現状では、J1のクラブライセンスの取得が不可能だったユナイテッドFCが、新スタジアムの完成を待たずにJ1クラブライセンスを取得できる可能性があり、順位などの条件を満たせば、1年で、J2からJ1に昇格することも可能になります。クラブライセンスの申請は来年6月で、徳重代表は「前向きに検討したい」と語りました。
2019年シーズンのJ2開幕戦は2月24日で、対戦相手や試合会場は1月中旬頃に発表されます。