早春の勝山を彩る風物誌『第20回勝山のお雛まつり』~岡山県真庭市
水曜日は岡山県からの話題。
今回は真庭市にある勝山観光協会局長の中村政三さんに一年ぶりにご登場いただき『第20回勝山のお雛まつり』について伺った。
その前に真庭市のお話から。
真庭市は岡山県北部にあり、岡山県で一番面積が大きい市。
その真庭市の中央に位置しているのが勝山なのだ。町の中には日本の伝統的な建築、土蔵や白壁や格子窓の古い町並みが残っていて昭和60年には岡山県内で初めて「町並み保存地区」に指定されている。また各建物の軒先にオリジナルの暖簾が掲げられることから「のれんの町」としても知られている。
その町並みで行われるのが、早春の勝山を彩る風物誌『第20回勝山のお雛まつり』だ。
今年は3月1日(木)~3月5日(月)まで。民家・商家を問わず160軒あまりの家々がお雛様を飾る。約1キロにも渡り、軒先や道沿いの部屋に、江戸時代から伝わる秘蔵のお雛様や、現代の創作手作り雛などが並ぶ予定。これは見応えがありそうだ!
今から20年前のこと。「もしよかったら、軒先にお雛様を飾っていただけませんか?」と数軒のお宅に声をかけたのが始まりで、年々お雛様を飾っていただけるお家も増えていき、今では勝山を代表する大きなイベントとなっている。
2月28日(水)の前夜祭は、午後6時~午後9時までキャンドルの灯りと一緒にお雛様をお楽しみいただける。そして今回は20回の節目ということで、3月3日(土)にはお琴の演奏や、着物で町を歩く「着物で雛まつり」なども行う。
中村さんは「歴史と文化の香りをしっかりと感じることができるのが勝山。たくさんの愛らしいお雛さまと共に、皆様のお越しをお待ちしています。」とおっしゃっていた。
町の皆さんが一緒に作り上げられている勝山のお雛まつり、風情ある町並みもまるごと楽しませてくれそうだ。
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2月14日放送分
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