千本餅つき~大阪府南部貝塚市・水間寺

大阪観光局の阪口寿子さんがお届けする大阪からの話題。
新年1回目は新年行事の紹介だった。
大阪府南部貝塚市の水間寺(みずまでら)は、今からおよそ1300年前・天平年間(729~749)に、聖武天皇の勅願により行基菩薩が創立したと伝えられる歴史あるお寺。ご本尊は「厄除の観音さま」として信仰が厚く、南大阪の方では厄除け詣りといえば水間寺というくらいで、お正月や節分には多くの方で賑わう。1月2日・3日に行われる千本餅つきは、開山以来行なわれている伝統行事で貝塚市指定無形文化財にもなっている。

この千本餅つきは、行基菩薩が十六人の童子(観音の化身)に誘われて観音像を授けられ、観音様の出現を祝い、歌に合わせて棒で餅をつき、お供えしたことが始まりという云われがある。現在は杵(キネ)をもった若者が唄にあわせて、餅をつき、お餅は、厄除餅(ヤクヨケモチ)として参詣者に配られる。このお餅は中にお金(利生(りしょう)の銭)」が入っているのだそう。
(利生の銭についてはradikoタイムフリーでおさらいしていただきたい。)
餅は小さなビニール袋に入っていて、その中にお金(硬貨)が入っている。すべてに入っているわけではないので、手にした餅に、「利生の銭」や景品がもらえる赤い番号が書かれた紙が入っていれば、新年早々幸運に恵まれるとされている。ということで、餅まきは、多くの人で賑わうのだそう。
明けたばかりで来年の話をするのもどうかと思うが、そんなに人気ならば来年に向けしっかり計画を立てて行きたいものだ。
また、パワースポットや恋人の聖地としても知られている水間寺。厄除けならば2月の節分の頃に伺うのも良さそうだ。詳しくは水間寺のホームページで。
1月2日放送分
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