【秋の気配】耳で感じる秋♪
ポニー1号から薗田です☺
今日は耳で感じる秋の気配「秋の虫」についてお話を伺いました!お話を伺ったのは、鹿児島市城山町の鹿児島県立博物館・学芸主事の金井賢一さん♪
今年はとても暑かったり、台風も多かったりしましたが、金井さんも虫達への影響を感じていたそうで、金井さんの関東の知り合いの方からも「樹液が少ない・・・」というお話があったそうですが、金井さん自身は、去年、鹿児島でも問題になった「キオビエダシャク(蛾)」が、去年よりも数が減っているように感じたそうで、飛んでいる個体も身体が小さく、幼虫の時に暑さの影響であまり葉っぱを食べることができなかったのではないか、と推測されていました🤔
さて、本題の「秋の虫」のお話!秋の虫には「虫のこえ」の歌の中に出てくる、マツムシ・スズムシ・コオロギ・クツワムシ・ウマオイ等の虫がいますが、秋に鳴いている虫達の多くは春に卵からかえって、エサを食べて、どんどん脱皮して成長したものが、ようやく鳴けるようになったものなんだそう😁実は春にはすでにいるのですが、鳴いていないだけなんですね😳
そもそも、秋の虫はなぜ鳴くのか?知っている方も多いかもしれませんが、オスが鳴いていて、メスの気を引いているんですね・・・プロポーズといったところですかね😘素敵ですね~羨ましい😩💗(笑)
秋に鳴いている虫達は、上手く鳴けるほうがモテますが、蝶のような華やかな見た目の虫は派手な見た目のほうがモテたりと、種類によって虫界のモテ男は違うそうです😁
鹿児島は台湾やフィリピン、東南アジアに住んでいる虫達に適した気候だそうで、その地域の虫達が多く生息しているんだそう♪
金井さんがとっても虫に詳しいのには理由があって、こちらでの学芸主事のお仕事の他にも、大学生の時から鹿児島昆虫同好会として活動をされているからなんです😁
鹿児島昆虫同好会では、月に1回集まって情報交換を行ったり、調べたことや採った虫の記録を文章に残して記録するということを目的に活動をされているそうですが、全体で220名程の方(そのうち鹿児島県に住んでいる方が160名程)が在籍しているそうです!県内外の方が在籍されているのがすごいですよね😳
金井さんが虫を好きになったきっかけを伺いました♪大学生の時に指宿市で、本来そこには存在しない蝶(迷蝶)が台風の影響で飛ばされてきていたのを見つけたそうで、それを偶然捕まえた時、宝くじに当たったような気分になり(笑)それがきっかけで虫に魅了されたそうです😁
虫の面白さを伺ったところ、最初は集めるだけだったそうですが、先輩から「集めるだけでなくて調べたら面白いよ!」とアドバイスをもらい、調べたものをまとめ、発表するようにしたところ、色んな感想やリアクションを貰えたそうで、そういった報告会を行うことで色んな人とやりとりをできるところが面白い!と語ってくださいました☺
虫が大好きな金井さん!!この秋注目している「虫の声」について伺いました!
100年ぐらい前に中国から東京へ入ってきた「アオマツムシ」という虫がいるんだそうですが、10年ぐらい前から鹿児島にも生息しているんだとか😁
秋の虫らしい情緒のある鳴き方でなく、「リ~~~~!!!!!」と大きな声で鳴くそうです😂(笑)ぜひ皆さんも耳を澄ませてみて下さいね♪
美味しい秋の味覚や、空や雲、そして風でも少しずつ秋の気配を感じますが、虫の声!!耳でも秋を感じて頂けたらと思います😁