12月に入りました。今年1月から放送がスタートしたこの「薩摩の教え」も、島津いろは歌、郷中教育・・・ときて、西郷南洲遺訓も残すところ6か条。一つ一つの教えの中に、西郷さんの生き様、考え方が凝縮されていて、皆さんの心にも響くものがあるのではないでしょうか。。。
今日は、第38条「真の機会をつかむには・・・」という教えです。
世の中の人の言う「機会」、いわば「チャンス」とは、
たまたま得た「偶然の幸せ」のことを指している場合がほとんどである。
しかし、真の「機会」というものは、そういう類のものではない。
本当の「チャンス」というのは、準備万端、合理的に考え尽くし、
時の勢いをよく見極めて行動し、成功を手にする場合のことだ。
常日ごろ、国や世の中のことを心配し、憂える真心も誠意もないのに、
ただ時のはずみに乗って成功した事業がもしあったとしても、
それは決して長続きしないものである。
西郷南洲遺訓、明日は、第39条をお送りします。