先週は10月27日、28日に行われた妙円寺参りの模様をお送りしましたが、今週からまた「西郷南洲遺訓」からご紹介していきます。
今日は、第24条「天を敬い、人を愛す」即ち「敬天愛人」の精神についてです。
人はこれにのっとって生きるべきものである。
ゆえに人は、何よりもまず、天を敬うことを
生きる上での目的としなければならない。
天は、他人も自分も平等に扱い、愛してくださる。
それと同じく、自分を愛する心をもって他人を愛することが大事である。
これは、あの有名な「敬天愛人」について語っています。
天の道は自然の摂理であり、万物にも、全ての人にも平等であるから、人として恥ずかしくない行いをしなさいと言っています。
西郷さんは、儒学や漢文の知識が深いのはもちろんのこと、聖書や欧米の思想書も取り寄せて読み、勉強していました。
今日は第24条「天を敬い、人を愛す」の精神についてご紹介しました。
さて、西郷さんの遺訓をご紹介していますが、あさって14(水)まで、西郷南洲顕彰館で特別展「-庄内藩に愛された西郷南洲翁- 庄内藩との交流と里帰り展」を開催中です。
幕府崩壊前後の庄内藩と薩摩藩の交流の歴史を中心に、また、庄内藩が所有する西郷関係の資料を里帰り展として紹介しています。ぜひこちらも足を運んでみてください。
西郷南洲遺訓、明日は、第25条をお送りします。