今週は、10月の27日(土)・28日(日)に行われた「妙円寺詣り」に参加された皆さんの声をお届けしています。今日は宮崎から参加された皆さんの登場です。
それぞれの装束に身を包み、照国神社からのおよそ20キロを歩いてこられたそうです。お疲れさまでした。
「お疲れさまでした。宮崎県の佐土原町から来ました。
関ヶ原の戦いで、島津義久公の身代わりで死んだ、島津豊久公が宮崎の佐土原城の城主だったということで、その縁で参りました。小学校からの同級生、仲間、その息子です。佐土原城歴史保存会の仲間です。」
お話をしてくださった末永さんは鎧兜姿。
「私が一番長いんですけど14回目です。昔の人はよく歩いてたなと。 我々いま装束を着てますけど、昔のよりはまだ軽いものを着てますので、本当に刀を差して昔の人はすごかったなというのが本当の実感です。
毎年この妙円寺詣りに来ます。このために体を鍛える、体調管理をするというのが私の生活の一部になっています。」
軽いとはいえ15キロ以上あるんだそうです。すごい!妙円寺詣りの魅力をこんな風に話してくださいました。
「やっぱり歴史を大事にしているところ。あと歩いていると、みなさんによく声をかけていただいたり、お茶を出していただいたり。人と人とのつながりとか触れ合いとか、あったかいところが魅力なんじゃないかと考えております。」
ありがたいですね。もう一人、鎧兜姿の方がいらっしゃいました。まだお若そうですが…
「15歳です。父が参加してて、とても面白そうだったからです。とてもきつかったけど、いい経験になりました。息子ができたら、息子たちに伝えていきたいなあと思っています。ありがとうございました~」
鎧をつけていきなりは歩けないので、何度かつけて歩く練習をして、この日に臨んだそうです。
足元を拝見すると、足袋と草鞋の方もいらっしゃいました。
お一人は途中で草鞋が壊れてしまい、残り3kmを足袋のみで歩いてこられたそうです。
「本当に昔の人はすごい!」と話していらっしゃいました。