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妙円寺詣り その1

鹿児島の三大行事の一つ「妙円寺詣り」。今週は10月の27日(土)・28日(日)に行われた、その妙円寺詣りの模様をお送りします。

 

天下分け目の戦いとして知られる関ヶ原の戦いで、豊臣方として戦った島津勢は、徳川方の敵中を突破し帰鹿を果たしました。1000名近い兵のうち、薩摩にたどり着いたのはわずか80名程だったといいます。

その苦難をしのび始まったといわれるのが妙円寺詣り。今年も沿道ではお茶のおもてなしがあり、参加した皆さんは地元の方々とのふれあいを楽しんだり、思い思いの歩き方でゴールの徳重神社を目指していました。

そんな皆さんの中から、今日はご夫婦で参加された上唐湊さん夫妻にお話を伺いました。

 

ひろみさん:「(参加は)私は2回目です。」
上唐湊さん:「私は初めてです。」

「(1回目は)30年くらい前になると思うんですけど。その時は、原良のほうからずっと歩いてきました。小学校です。
その時に楽しかったっていうのが、子供ながらに何となく覚えてて。
で、やっぱり妙円寺参りっていうのは、毎年、鹿児島ではおっきな行事の一つだっていうのはずっと頭にあったので。
もう一回歩いてみたいなっていうのはあったので、今回チャレンジしてみました。」

「あのー、『こんな道もあるんだ』というのを。ちゃんと旧道のほうを歩いてきたんですけど、初めてそこも通ったので、ああ、こんな道を歩いて昔の人たちって、修行じゃないですけど、そうだったんだなあっていうのを思いながら、歩いてきました。
私はひたすら後ろからうちんのについて行って、足が痛いだけです。。
普段車で通るような道路を歩いてみるのもいいなあと思いました。」

「私は、少し根性ができましたかね?はい。」

 

自分で体験してみないと得られないもの、ありますよね。
明日は宮崎から、武者装束で参加されていた皆さんの登場です。

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