薩摩の教え

今年は日新公 没後450年 係るイベント

明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さんと共に学ぶこの番組。昨日は、妙円寺詣り加世田詣りについてお伝えしました。

かつては、もう一つ「心岳寺詣り」、吉野町にある、現在の平松神社への参拝も盛んに行われていたそうです。戦後、妙円寺詣りのほかはあまり行われなくなりましたが、祀られている島津義弘公、日新公じっしんこう歳久公としひさこう、それぞれ殿様の命日に合わせてお参りするという行事には、主君への忠義と山坂達者を旨とする薩摩武士の気風があらわれていますね。

 

明治維新150周年の今年は、日新公じっしんこうの没後450年にもあたり、さまざまなイベントが予定されています。
7月21日(土)には、島津氏による三州平定のいしずえを築いた日新公じっしんこうの偉業にちなみ「三州かるた取り大会」が行われます。かつての薩摩、大隅、日向の小学校から選ばれた9つの小学生チームが鹿児島市の仙巌園に集まり、日新公の詠んだ「いろは歌」のかるた取りを行います。

22日(日)には、記念シンポジウムが開かれます。歴史作家の桐野作人きりのさくじんさんの講演に続き、パネルディスカッションが予定されています。鹿児島市中央公民館で、午後1時25分開演です。
詳しくは、南さつま市教育委員会生涯学習課文化係 0993-53-2111へお問い合わせください。

そして7月23日(月)は、日新公じっしんこうをまつる加世田・竹田神社で夏祭りが行われます。今年は、鎧兜よろいかぶとを身につけた武者姿による「加世田詣り」の再現や、鉄砲隊による火縄銃演武、さむらい踊りなども奉納される予定です。夏の1日、薩摩の気風を味わいに、お出かけになってみてはいかがでしょう。

 

それでは、今日のお話はこの辺で。

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