ととナビvol.272 マハタとマハタモドキ ②
先週は、RN.天然マグロさんの質問にお答えして、
「たかば」と「くろたかば」、つまり、マハタとマハタモドキの『外見』のお話をしてきました。
今日は、肝心の「味」のお話に行く前に、この2種類のさかなが、どこに住んでいるのかお教えしましょう。
それは、鹿児島の海。
小さいものは浅いところ。大型の個体は水深100mとか、それよりも深いところにいるそうです。
高級魚のハタの仲間は、お刺身のほかに鍋でも食べるイメージがあるので、冬の魚と思われがちですが、マハタやマハタモドキは夏のハタの代表選手なんです。
夏のマハタ、冬のクエ・・・なんて言葉もあるそうですよ。
では、マハタとマハタモドキではどちらがおいしいんでしょう・・・??
🙇🏻:「市場や料理屋さんでの評価はマハタモドキの方が上なんですよ。」
へえ!モドキが!!
食べ方は、いろいろありますが、まずはやっぱりお刺身。
こちらがマハタ・・・👇🏻
そしてこちらがマハタモドキ・・・👇🏻
どっちもおいしそう・・・😋
獲れたてのものよりも水揚げされてから数日たったものの方が(自己消化(←熟成ともいいます))、身がやわらかくなって甘味が増して、最高です!!
そして、から揚げでも、煮付けでも、なんでもおいしいそう。。。
こちらは、マハタモドキの煮付け・・・👇🏼
それにしても、マハタもマハタモドキも育つと巨大な魚。切り身にするのも大変です。
なので、市場で仲卸業者さんにぶつ切りにしてもらったものを仕入れたりもするそうですよ。
こちらは、ぶつ切りになったマハタモドキ
🙇🏻:「マハタやマハタモドキは、地魚をよく扱うお店では、刺身の盛り合わせの中に入っていたりするので、それをいただくというのがいいですね。とにかく、外国の魚よりも地元の漁師さんが獲った魚を食べましょう!」