こたえ
今週の「コレ」は・・・
クラゲ(海月、水母) でした~
『古事記』では、冒頭部分の国が漂っている様がクラゲに例えられ、
『枕草子』では中納言隆家が見たこともない扇の骨を異様にほめるのに対して清少納言が「それではクラゲの骨のよう(→珍しいことやあり得ない物事のたとえ)」と冷やかす場面で登場し、
昔話『猿の生き胆』では、乙姫の病気を治すためにクラゲがサルの生き肝を取りに行く際、途中で余計なことを言ったために土壇場でサルに逃げられ、クラゲは罰として骨を抜かれてあんな姿に・・・といった残念な感じの描写で登場するクラゲ。
近年では海水温の上昇などで異常発生し、漁網にいっぱいかかって大変なことになった・・・なんてニュースも目にします。
水族館で眺めている分には涼しくてロマンチックなんですが、気候変動が影響を及ぼし始めていることを思うと、とても複雑な気分です。