鹿児島に伝わる神話の地。あなたはいくつ知っていますか?

昨年4月から毎月第一水曜日は、いろんなスポットをご紹介されているブログ「鹿児島よかもん再発見」の野田卓也さんにお話を伺いました。

今月の「お出かけスポット」は?

3月は卒業や転勤、新生活へむけて新天地へ期待感もある時期。そこで今回は鹿児島に伝わる神話の地というのをご紹介。
野田さん自身、鹿児島県内の「神話の地」を12か所ほど巡ったそう。天孫降臨や神話の地というと宮崎のイメージが強いのですが南薩地区を中心に鹿児島にも多くの伝承地があるそうです。その中から、今回は3箇所ご紹介いたします。

指宿市、日本最古の井戸と呼ばれる「玉乃井」

指宿市、日本最古の井戸と呼ばれる「玉乃井」まずは、指宿市の“日本最古の井戸”と呼ばれる「玉乃井」
この玉乃井は、天孫降臨したニニギノミコトの息子である山幸彦とその妻・豊玉姫が初めて出会った場所とされており、豊玉姫はこの井戸を朝夕使っていたといわれています。この出会いがきっかけで、のちに山幸彦と結婚し、孫の神武天皇に繋がっていくのです。

🗣「遠い神話の時代、二人の出会いのきっかけになったロマンチックな場所ですので、ドライブがてら、ご夫婦やカップルで訪れてほしいところですね😃」と、野田さん。


南九州市知覧の「豊玉姫陵」

南九州市知覧の「豊玉姫陵」続いては南九州市知覧の豊玉姫陵。陵とはお墓の事ですが、この地に豊玉姫が眠っていると伝承されてきた場所。ただ、それを裏付ける明確なものがあるというわけではありません。しかし知覧には豊玉姫ゆかりの地と呼ばれるものが他にも複数点在していますし、土地の人々にこの場所は、鍬を入れてはいけないと言い伝えられてきたそうです。その為、畑のど真ん中に位置しているわけですが、広い畑の中に佇む存在感は遠目からでも存在感が際立ちますし、どこか神秘的な雰囲気を漂わせています。


南九州市知覧の「豊玉姫神社」

南九州市知覧の「豊玉姫神社」三箇所目、おなじく知覧の「豊玉姫神社」。豊玉姫神社は、玉のように美しい子宝に恵まれるという安産の神として、また漁業をはじめ航海安全の神として信仰されています。元々は亀甲城というお城のふもとにありましたが、慶長15年(1610年)現在地に遷座。ということで遷座してからでも400年以上の歴史を持つとても歴史の古い神社です。また、毎年7月。9~10日の六月灯では、全国でも珍しい「水からくり人形」が奉納され、その際は2万人近い観客が訪れます。朱の社殿や明るい雰囲気の境内はどこか女性的で、安産祈願もされているように多くの女性を幸せにしてくれる神社だと思っています。


詳しくはブログ「鹿児島よかもん再発見」

鹿児島よかもん再発見 https://kagoshimayokamon.com/

※今回ご紹介した内容は、ブログの上部「観光スポット」のカテゴリから、「史跡」の中にある「鹿児島に伝わる神話の地」選んでくださいね。

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