南大隅町 ねじめドラゴンボートフェスティバル
10月29日(日)に南大隅町根占雄川で、「南大隅町ねじめドラゴンボートフェスティバル」が開催される。
ドラゴンボートの始まりは、およそ450年前にさかのぼる。
南蛮貿易によって、唐人と南蛮人との争いが頻繁に起こるようになったため、「南蛮船競争」を行い、住人との親睦を深めたと、記録に残っている。
この記録を元に、1985年(昭和60)、町の活性化を図るため、商工会青年部が「根占競り大会」を開催したのが始まり。
88年(昭和63)年に今の形になった。
ひとつの船に漕ぎ手8人、舵取り1人、太鼓1人の10人が乗り込む。今年は、一般チーム73、レディースチーム20の計93チーム参加する。
渾身の力を込めて漕ぐ、漕ぎ手たち。380メートルの距離を、わずか2~3分で龍船が駆け抜けていく。
見ているほうも思わず力が入る。
運営委員長の松元拓摩さんは、33歳。フェスティバルも、33回。“同い年”だ。
小さいころ見ていたレースの運営委員長に、まさか自分がなるとは…と話す。
「漕いでいる人は、最後はへばってくるんです。でも勝つためにがんばるんです。一糸乱れずパドルが動く様子は本当に素晴らしいです。
競り合いながらゴールの根占大橋をくぐって、ゴールを知らせる赤旗が
ほとんど同時に上がったときなんかは会場が沸きますね」と話す。
29日は、朝8時から神事が執り行われ、9時にレースがスタート。
会場横の「みなと公園」では、青空市も開催される。
飲食店や雑貨などの販売のほか、南大隅高校生による書道パフォーマンスやダンス、佐多小学校の児童によるエイサーの演奏なども予定。
28日の夕方6時からは、前夜祭もある。
問い合わせ 南大隅町商工会 電話番号:0994-24-2320
たんぽぽクラブ おでかけ隊 月~金 AM 11:44~放送