TOYOTA街角ステーション「菓匠たなか」

今回は『 出水市 』で見つけた、おすすめのテイクアウトグルメをご紹介しました。

今回お伺いしましたのは、出水市下鯖町にありますお菓子屋さん

「菓匠たなか」です。

米ノ津駅の近くにお店を構える菓匠たなか。

創業は昭和25年。

今年で69年を迎える、老舗のお菓子屋さんです。

こちらを切り盛りするのは、3代目のご主人、たなかひとしさんです。

店内は、3代目のご主人が手掛ける洋菓子をはじめ、

2代目であるお父さんが手掛ける和菓子など、バラエティ豊かに、60種類ほどが並びます。

中でもこのお店を有名にしたのが、お父さんの代から人気の

「笑顔チーズまん」。

チョコチップ入りのさくさくのクッキー生地の中に、

チーズが入っている、

洋風のおまんじゅう。

私が伺った時も、ほとんどのお客様が、このチーズまんじゅうを手にしていらっしゃいました。

菓匠たなか不動の1番人気のお菓子です。

そんな菓匠たなかで、最近登場したおしゃれなお菓子があるんです。

それが、今回ご紹介するお菓子、

フランス菓子の「ティグレ」というお菓子です。

手のひらに乗るほどの大きさの、楕円形の焼き菓子なんですが、

このお菓子・・・私、ちょっとはまっちゃいました。

「ティグレ」とは、フランス語で「トラ」という意味。

生地に混ぜ込んだチョコチップの模様がトラの模様に似ていることから、

この名前が付いたようです。

お菓子自体は、小さな焼きドーナツのような見た目で、

卵にバター、アーモンドパウダーをたっぷり使ったフィナンシェの生地を焼いて、

その真ん中のくぼんだ部分に生チョコ(ガナッシュ)を流し入れた焼き菓子です。

実はこのお菓子、

毎年11月行われる出水市の産業祭でお披露目されたお菓子で、

地元のお菓子屋さん6件で作るグループ「わくわく菓笑くらぶ」の皆さんが、

お菓子で地元を盛り上げようと、1年に1つ新商品を開発されています。

日頃お店に出入りしている業者さんなどからも情報を頂きながら、

皆さんで話し合って選んだのがこの「ティグレ」だったのだそう。

6件がそれぞれのこだわりで、少しづつ個性の異なる違った、ティグレを作っていらっしゃるそうです。

ちなみに菓匠たなかには、3種類のティグレがあります。

焦がしバターの香りが特徴的な生地に、チョコチップを混ぜ、

中央にスイートチョコのガナッシュを流した「プレーン」と、

くせのないセイロンティーのパウダーと、チョコチップを生地に混ぜ、

中にミルクチョコレートをベースにした紅茶のガナッシュを流した「紅茶」。

そして、出水茶の煎茶パウダーと大納言の生地に、

ホワイトチョコをベースにした抹茶のガナッシュを合わせた「出水茶」の3種類です。

田中さんのティグレは、とにかく食感がなめらかでしっとり。

きめの細かい上質なアーモンドパウダーを使って、

食べた後に舌に残らないよう、全体的に口どけの良い食感に仕上げています。

さらに生地の混ぜ方にもポイントが・・・。

生地を混ぜる時に空気が入ると、

生地がポロポロしたり、パサついてしまうので、

できるだけ空気が入らないよう、

生地のつやの状態なども見ながら、大事に混ぜているのだとか。

紅茶好きの私・・・、

先日紅茶味を頂きましたが、

アーモンドの香ばしい風味と、後からふわっと追いかけてくる紅茶の香りがとってもとっても豊かです。

生地の滑らかさはもちろんですが、

ガナッシュの口どけも抜群!癒される食感です。

バレンタインデーの贈り物にも良さそうです。

「トラ」という名のお菓子「ティグレ」!

皆さんにも1度、このしっとりなめらか~な食感を味わって頂きたいです。

ちなみにこのティグレは・・・、

①菓匠たなか(米ノ津)

②いちしめ菓子店(米ノ津)

③お菓子のステラ(高尾野)

④菓匠やまうえ(西出水)

⑤菓匠泉菓園(西出水)

⑥菓子工房いしはら(脇本)

の6店舗で販売されているそうです。

ティグレの食べ比べをするのも、楽しそう♪

<場所> 出水市下鯖町。国道3号線の米ノ津交差点を、

米ノ津駅の方へ入って頂くと、まもなく左手に見えてまいります。

<営業時間> 朝8時半~夜7時半。(日曜祝日は夜7時まで。)

<定休日> 第3火曜日

<お値段> 1つ 150円

<お問合せ> 0996-67-1237

※来週は、鹿児島トヨペット国分店におじゃまします。来週もお楽しみに!

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