今回伺ったのは、南さつま市坊津町坊。
すぐそばは海・・・リアス式海岸の風光明媚な景色が広がります
静かな港町にお店を構える「つる屋菓子舗」です。
こちらは創業１１０年。老舗のお菓子屋さんです。
現在は３代目のご主人、亀田浩二さんを中心に、
奥様と２人の娘さんと、ご家族皆さんで、今も変わらぬ味を守り続けていらっしゃいます。
看板商品は「坊津旅情」というおだんご
よもぎ味、おいも味、あずき味の３種類があって、長く地元の皆さんに愛される味です。
こういった昔ながらのお菓子の他、
現在は娘さんが手がける洋菓子もあって、バラエティ豊かに、所せましと並んでいました。
また店内を見渡すと、今や貴重な昭和レトロな看板や、味のある手書きの看板などが飾られて、
昭和にタイプスリップしたような、ノスタルジックな光景が広がっていました。
そんな中で今回おすすめするのは、
寒いこの時期にだけ作られる、「レモンケーキ」
その名の通り、レモンの形をしたスポンジ生地に、レモンチョコがコーティングされたお菓子
ここ数年でまた、目にすることが多くなったような気がしますよね。私も大好きなお菓子。
最近はレモンピール入り、クリーム入りと、新しいレモンケーキも出てきていますが、
こちらのレモンケーキは「ザ・昭和」昔懐かしい、素朴でとても優しい味わいです。
ちなみに・・・、
つるや菓子舗で作るレモンケーキは、冬季限定のお菓子
その理由は、使う材料のチョコにあるそう。
材料のチョコには、夏チョコと冬チョコというのがあるようで、
夏チョコに比べて、冬チョコは溶けやすいの性質があるのだそう。
口に入れたときの口どけが良く、
スポンジ生地との相性も、味も、冬チョコのほうがおいしいということで、
冬チョコを使っているんだそうです。
・・・そうなると、気温が高いとチョコが溶けてしまうため、この時期にしか作ることができない・・・というわけ。
こだわりは、先代のご主人の頃からずっと使っているレモンチョコ
レモンの風味が良くて、甘すぎない、優しい味わいのチョコが、
少し大きめのレモンケーキに、たっぷりかかっています。
形が１つ１つ、表情が違うのも手作業の証味があります
ケーキの部分は、マドレーヌと似ていて、
バター、卵、九州産の小麦粉。風味付けのレモンの絞り汁が入っています。
レモンの風味がふんわりと広がって、さわやかふわふわで軽い食感のケーキです
またバターだけを使うと、どうしても油っこくなってしまうので、
バターを少し減らして、企業秘密のある材料を加えることで、
油っぽさを感じない、さっぱりと食べやすいレモンケーキに仕上げているそうです
冬季限定で、３月いっぱい頃まで楽しめるとのこと・・・、
１度お試しあれおすすめです！
＜場所＞ 南さつま市坊津町坊。
枕崎方面から、国道２２６号線の坊トンネルを過ぎて、
すぐの信号のある交差点を海の方向へ。
県道２６８号寺ケ崎坊線に入って頂くと、そこから車で１～２分のところにあります。
＜営業時間＞ 朝９時～夕方６時
＜定休日＞ 日曜日
＜お値段＞ １つ １３０円
＜お問合せ＞ ０９９３－６７－００４３
※来週は、ネッツトヨタ南九州鹿児島本店
におじゃまします。来週もお楽しみに
