二日市の思い出と「蕎麦フェス」への夢

『川辺二日市』に関わる皆様にお電話を繋ぐ1週間。

火曜日は、特別養護老人ホーム川辺みどり園・副園長の清永良二さんに伺った。

 

川辺出身の清永さんは、川辺二日市に幼い頃から毎年のように行っている。

昔は道が狭く、多くの人で「おしくらまんじゅう」状態だったという。

懐かしい話を披露してくれた。

「昔は平日だろうが関係なく2月の2日、3日開催でした。

平日開催だと川辺町内の小中学校は半ドンだった。

「二日市用にお年玉を残し、皆で臨時バスに乗って行っていた

。帰りのバス賃だけ残して好きなものを買う計画で行くが、

ついつい使い込んでバス賃がなくなり

皆で語り合いながら歩いて帰ったのがいい思い出です」。

 

現在、110名入所する「川辺みどり園」で仕事をしながら、川辺二日市の準備も進めている。

その準備とは・・・そば!

 

川辺仏壇組合とのコラボで、ひまわり館(旧川辺町の図書館)の会議室で展示される

仏壇を見学しアンケートに答えたお客さんに、10割そばを無料で振舞う

1日限定200食。

川辺町のそば粉を使い、そばを打つ人間も川辺出身

“100%川辺”にこだわった。

 

清永さんがそば打ちを始めたのは10年ほど前。

実家の古民家を改修工事する際に、囲炉裏やかまど、

そば畑があるのをみて「好きなそばを自分で一からやってみよう!」と思った。

YouTubeを見て勉強し、「これは!」と思えるそばになるまで、3年ほどかかった。

 

現在の清永さんの夢と計画は、

「今年の大晦日に、地域の高齢者へ年越しそばを提供すること」と、

「閉校となった母校の小学校で“蕎麦フェス”を開催すること」

 

幼い頃からの思い出がつまった川辺二日市で、多くの人に美味しいそばを振る舞う。

きっと夢に繋がっていくことだろう。

 

 

1月30日10時40分放送「たんぽぽ倶楽部」海童が行く より

関連記事一覧