若女将が笑顔で奮闘 登山口温泉
観光客でにぎわう霧島神宮。その大鳥居をくぐって、少し行った右手にある「登山口温泉」。
女将の上村聖乃さんは、結婚を機に、7年ほど前から温泉で働き始めた。
義母・義姉とともに毎日、笑顔でお客様をお迎えしている。
客室は7室。ユースホステルもしており、外国人にも人気だ。
単純温泉で、展望風呂からは天気が良い日は桜島も見えるという。
先月30歳になったばかりの若い聖乃女将、主な仕事は仕入れと予約管理。
5歳・4歳・1歳と3人の子を持つ母親でもあり、子育てと旅館の仕事の両立にも奮闘中。
「夜の忙しい時間は、姉の子供3人と合わせて6人の子供たちの相手を、母がしてくれています」とのこと。
家族のチームワークもばっちりだ。
提供する料理は、姉と一緒に心をこめて作る田舎料理。
登山口温泉を訪れるお客様にいつも出しているのが、“あげもち”に出汁をかけたもの。
「あたたかい料理をおいしく召し上がってもらいたい」
これから、調理師免許を取得するため勉強にも励む。
料理の腕をあげ、さらにおいしくなった聖乃さんの料理を味わえる日が楽しみだ。
年末年始は、忘年会や初詣・新年会とお客様も多く忙しい日々が続く。
若さと笑顔を持ち味に奮闘する聖乃女将にエールを贈りたい。
~12月14日 10時40分頃『たんぽぽ倶楽部』海童が行く より~